タイ行きが延期になったことで「暁の寺」途中で気力が持たず
最終章「天人五衰」の最後の3ページを書店で立ち読みする
という愚行に落とし込んだ三島デイズ。
人物像に興味がでてきてエッセイなど読んでみる。
太宰治を忌み嫌ってる部分などに若さを感じていたら
音楽について驚きの記述。
「無形態なものが一方的にやってきて自分を包み込むのが不安で、恐怖を感じる。〜いかなる種類の音楽からも、私は解放感を感じたことがない」
え〜!変わってるね、そうなんだ。
言葉を額面通りにとるとなると不思議が続く。
「音楽というものは、人間精神の暗黒な深淵のふちのところで、戯れているもののように私には思われる。こういう恐ろしい戯れを生活の愉楽にかぞえ、音楽堂や美しい客間で、音楽に耳を傾けている人を見ると、私はそういう人たちの豪胆さにおどろかずにはいられない。こんな危険なものは、生活に接触させてはならないのだ。」
おもしろい。。。。。。
頭脳明晰な知能で構築し理屈をこねたおしていたであろう由起夫さん。
もし同じ時を過ごしていたら、ちゃかしたりして嫌われてただろうにゃ〜。
ちなみに彼は猫派だったそうです。